冷える

サウナが大好きな私でも、寒い季節は湯冷めしてしまわないか心配になります。
せっかくサウナで体を温めても湯冷めして風邪をひいては意味がありません。
そこで、湯冷めをするメカニズムと湯冷めしない方法について解説します。

湯冷めをするメカニズム

どうして湯冷めをするのかというと以下のようになっています。

  1. 体の表面が温まっている
  2. 発汗する
  3. 発汗している状態で服を着ると、服や下着が濡れる
  4. 濡れた服や下着が体温を奪う

体が温まったつもりでも、体の表面だけが温まった状態で、体の芯から温まっていないことが原因です。
体の芯まで温めつつ、体の表面を冷まし発汗を抑えれば湯冷めしにくくなります。

湯冷めを防ぐには

どのように体の表面を冷やせばいいのかというと、水風呂(または水シャワー)を使います。
どうして水風呂がいいかというと、サウナに入る前や入浴前は全身が冷たい状態です。
10分程、サウナに入っていると体の表面だけが温まった状態になります。
このままだと湯冷めしやすい状態です。そのままでいると発汗し服や下着を濡らす状態で体も芯まで温まっていません。
この状態で水風呂に入ります。
水風呂が苦手な人はぬるま湯のシャワーでも構いません。冷たく感じるのは最初の1回です。
浸かる時間も10秒くらいでOK。長くても1分くらい。
すると、体の表面は冷えますが、内部は温まった状態になります。
この状態だと体は発汗しませんので、お風呂上がりにいくら拭いても汗が出てくる事態になりません。
ただし、この状態で外に出ても湯冷めします。体が芯まで温まっていないからです。
もう一度、サウナに入って体を温め、水風呂に入るのを繰り返します。すると、段々体の内部までポカポカしてきます。
これを3サイクルほど続けると体の芯まで温まってくるはずです。
最後に水風呂で体の表面を冷やして発汗を抑えます。

寒い日サウナに入って家まで帰る場合

いくら体の芯を温めても寒い中、家まで帰る場合冷えてしまいます。
体の芯まで温めても寒い中動けるのは20分くらいでしょう。
できるだけ、家の近い場所の施設を選んでください。
服装は当然、完全防寒です。ダウンやニット帽、マフラーなどで覆って移動します。
この方法を守れば冬場のサウナや銭湯が楽しめるでしょう。
冬に水風呂へ入るのはためらうかもしれませんが、一度体験すれば病みつきになること間違いありません。
ただし、心臓が悪い人や持病のある人は医師に相談してください。