サウナに入る頻度

皆さんサウナに入っていますか?
私は、サウナに週に1,2回入っています。今回はサウナに入る頻度について解説します。

サウナに適切な頻度とは

日本サウナ・スパ協会が奨励するサウナ利用の頻度は週に2回程度です。
2ヶ月以上続けるのが最も効果的だといわれています。
サウナのメリットは温熱効果による血行の促進です。室内の空気が全身を刺激することで、自律神経の中の副交感神経に働きかけ、全身の血管が広がり血流をよくします。
血流がよくなると疲労物質や老廃物がすみやかに回収されることが、疲労回復につながります。
疲労回復には汗をかくことではなく、血液の流れをよくすることが大切です。

高齢者や心臓に持病を持つ人は60度くらいの低温サウナに10分程度入るのが湯船に浸かるより安全で効果的。
湯船だと水圧がかかるため、健康な人なら全く問題ありませんが、高齢者や心臓に持病を持つ人には息苦しさを感じるためです。

眠る前に入るのなら、低温の湿式サウナがおすすめ。自律神経の副交感神経に働きかけることで、鎮静効果が得られます。
頭をスッキリしたいのなら、高温の乾式サウナ。交感神経を興奮させて精神状態を目覚めさせてくれます。朝、熱いお風呂に入るのと同じ効果が得られます。

サウナの注意点

熱いサウナから出たあと、すぐに水風呂に入るのは危険です。
マナー違反であるだけではなく、心臓への負担が非常に大きくなります。血圧が急上昇するので不整脈や狭心症につながる恐れがあります。
まずはシャワーで汗を流してから水風呂に入りましょう。30度くらいのぬるま湯でも冷たく感じられます。
サウナの本場フィンランドではサウナと水風呂を3~5回と繰り返すのが一般的ですが、医学的には2回にとどめておくのが安全です。
正しい入り方をしないと、とても非常に危険な場所です。ガマン大会をやってしまうと、あっという間に熱中症になってしまいます。
100度近いサウナなら5分程度、長くても10分。安全性を考えると60度くらいの低めの温度で10~15分程度が推奨されています。

サウナで痩せられる?

サウナで痩せることはできるのでしょうか。肥満の人は熱を通しにくい皮下脂肪により汗が出にくい傾向にあります。
しかし、一度発汗すると勢いよく汗が出てきます。1mlの汗をかくのに0.58キロカロリー消費するので、たくさんの汗をかけば痩せはします。
ただし、入浴後は水分の補給が必要になりますので、汗をかいた分はすぐに戻ってしまいます。
サウナだけで痩せるのは難しいため、食事と運動を適度に組み合わせるのが大事です。